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    当院での日帰り骨盤臓器脱手術について

    骨盤臓器脱は、女性の骨盤内にある臓器(膀胱、子宮、直腸など)が本来の位置から下垂してしまう病気です。TVM手術は、この骨盤臓器脱を治療するための手術法の一つです。

    TVM手術とは?

    TVM手術(Tension-free Vaginal Mesh)は、膣からメッシュ(人工のシート)を挿入し、弱くなった骨盤底の組織を補強することで、下垂した臓器を元の位置に戻す手術法です。メッシュはハンモックのように臓器を支え、再発のリスクを低減することが期待されています。

    TVM手術のメリット

    • 高い治療効果:従来の膣壁縫縮手術に比べて再発率が低いとされています。
    • 低侵襲:腹部を切開しないため、体への負担が比較的少ないです。
    • 早期回復:手術後の回復が比較的早く、早期の社会復帰が期待できます。

    TVM手術のデメリット・リスク

    • メッシュ関連合併症:メッシュが原因で感染やびらん(メッシュが膣の粘膜を傷つけること)などが起こる可能性があります。
    • 手術後の痛み:手術後、しばらくの間は痛みや不快感が続くことがあります。
    • 性機能への影響:まれに、性交痛などの性機能障害が起こることがあります。

    TVM手術の適応

    TVM手術は、主に以下のような症状の方に適用されます。

    • 骨盤臓器脱の症状が強く、日常生活に支障をきたしている
    • 保存的治療(骨盤底筋訓練やペッサリーなど)で効果が得られない
    • 再発リスクを低減したい

    TVM手術の流れ

    1. 検査・診断:医師による診察や検査(内診、エコー検査など)を行い、骨盤臓器脱の程度や状態を評価します。
    2. 手術:静脈麻酔または腰椎麻酔下で、膣からメッシュを挿入し、骨盤底の組織に固定します。
    3. 術後経過:翌日は受診していただき、経過観察を行います。その後は状態に応じて通院していただきます。

    TVM手術を受ける際の注意点

    • TVM手術は、すべての骨盤臓器脱に適用されるわけではありません。医師とよく相談し、適切な治療法を選択することが重要です。
    • 手術を受ける前に、メリット・デメリット、リスクなどを十分に理解しておく必要があります。
    • 手術後は、医師の指示に従い、適切なケアを行うことが大切です。